いろいろなコレクション

4週間ほどもブログの更新を怠ってしまいました.(わずかながらも)本を読んだり,美術館や博物館にいったりしてはいたのですが,その感想を記すのが面倒くさい,というか,あえて取りあげるほどのこともないだろうとおもって,サボリが続くことになりました.が,たまにはなにか書こうという気まぐれが起こるもので,今日見てきた企画展をふたつ紹介することにします.まずいったのが天理ギャラリーの ≪青銅のまつり 光と音の幻想≫ です.銅鐸や銅鼓といった古代の青銅器を陳列しています.大きさもいろいろで,ごく小さいものから,1メートルをこえる銅鐸などもあります.用途も,楽器,刀や槍といった武器,馬具,権力を示す装飾としてなど,多様です.チラシに「今、目にする青銅器は緑青に覆われてくすんだ緑色ですが、作られた当時は目も眩むほどに輝いていました」とあって,むかしの人々には,こんにちとは比べものにならぬほどのインパクトがあったにちがいありません.さて,神田から新宿に出て,文化学園服飾博物館の ≪エピソード 服が語る ひと・とき・こと≫ をのぞいてきました.ここは,館名のとおり <服飾> を基本テーマとしていますが,今回は特定の <人> とのかかわりに焦点を当てています.皇女和宮着用の衣装とか,昭憲皇太后のドレス,越後屋(三井呉服店)に伝承された着物など,日本近現代史の史料としても活用できるのではないかとおもわせます.