2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

破壊的なパワーがすばらしい

吾妻ひでお(山本直樹・監修)『21世紀のための吾妻ひでお』(河出書房新社,2012年 1月)を読みました.「やけくそ天使」など7種の作品から26点をえらんで掲載しています.エロチックなもの,シュールなもの,わけがわからないものなど,さまざまですが,…

春画あれこれ

『芸術新潮 二月号』の特集部分(「大特集 浮世絵 vs 世界のエロス 春画ワールドカップ」)だけを読み終えました.日本の浮世絵春画だけでなく,世界各地のエロチックアート(全部で23カ国)から7つをえらんで,紹介しています.中国やインドやトルコや,さ…

国芳はすごい

平木浮世絵美術館で ≪にゃんとも猫だらけ≫ を見ました.浮世絵に描かれた猫たちをあつめています.今月29日までの第一部は「猫と遊ぶ 美人画の猫」と題され,女三宮を画題とするものや風俗画や見立絵など,いろいろな場面に,女性たちとともに猫が登場してい…

おもしろい企画

練馬区立 石神井公園ふるさと文化館で ≪江戸の妖怪展≫ を見ました.『伽婢子』や『倭漢三才図会』にはじまり,妖怪絵巻,黄表紙,錦絵などさまざまな妖怪たち(が描かれた作品)を展示・紹介しています.むかしのひとはこうしたばけものにしたしみを感じてい…

図録を再読

13日に読んだ加賀野井秀一氏の『猟奇博物館へようこそ』からおもいだして,町田市立国際版画美術館で見た ≪版画でつくる 驚異の部屋へようこそ!展≫ の図録をひっぱりだして,あちこち眺めてみました.この企画展は作年11月17日に町田市立博物館で ≪江戸切子≫…

明治の明かり

GAS MUSEUM がす資料館で ≪描かれた光 「錦絵にみる明かりのある風景」展≫ を見ました.「明かりから見た文明開化の様子を紹介します」とチラシの案内にあるとおり,明治時代の蝋燭や石油ランプやガス灯などのさまざまな照明器具,およびそれらが設置されて…

読んだ本

加賀野井秀一『猟奇博物館へようこそ 西洋近代知の暗部をめぐる旅』(白水社,二〇一二年一月)を読みました.お正月そうそうにこんな本をとりあげるなんて,どうかとはおもったんですけど,ことしになって読んだもののうちもっともインパクトがあっておもし…

美術(?)鑑賞

泉屋博古館分館で ≪神秘のデザイン 中国青銅芸術の粋≫ を見ました.神々への捧げ物をいれる容器とか,酒をあたためる器とか,三千年以上まえにこんなにいろいろな道具がつくられていたのかと,おどろかされます.その表面をおおいつくさんとばかりにさまざま…

ひらきなおりの美学(?)

町田市立博物館で ≪笑いの中に 幕末・明治の戯画・風刺画≫ を見ました.國芳や暁斎の作品のほか,鯰絵や麻疹絵や,幕末の政治状況をこどものあそびに託して描いたものなど,いろいろなものがあります.鯰絵や麻疹絵は,かんがえてみると,震災や疫病といった…

新年の初しごと=パソコンの設定

昨年末に買ったパソコンをおもいきってたちあげてみました. インターネットへの接続がうまくいくかどうか心配だったのですが, 接続方法やプロバイダーの指定などすることなしに, つながってしまったみたいです. あまりにあっけないので, ちょっと不思議です.…