2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

いまや世界的な規模となっている「マンガ」

森下文化センターで ≪外国マンガの世界≫ を見ました.チラシには「「スーパーマン」や「スパイダーマン」をはじめとするスーパーヒーロー。「スヌーピー」や「トムとジェリー」などの愛らしいキャラクター。今回、「田河水泡・のらくろ館」には、アメリカン…

でかい!

国立新美術館で ≪貴婦人と一角獣展≫ を見ました.でかいですね,というのが第一印象です.このタピスリーをつくるのに,どれほどの人手と時間とお金がかかったんでしょうか.そしてそれを飾るだけのスペースを有するひとたちがいたということにもおどろかさ…

昭和芸能史への一証言

山田庄一『上方芸能 今昔がたり 昭和の舞台覚え書き』(岩波書店,2013年 3月)を読みました.山田氏は「1925年大阪生まれ.[・・・]1947年京都帝国大学医学部薬学科卒.岐阜薬科大学助教授,毎日新聞記者を経て,1966年国立劇場の開場にあたり創立メンバーと…

幽霊いろいろ

安村敏信『肉筆幽霊画の世界』(新人物往来社,2013年 3月)読了.8章にわけてさまざまな幽霊画を紹介しつつ,幽霊および幽霊画にまつわる話題を「コラム」に記し,巻末には「幽霊画はどこから生まれてきたのか?」と題する解説を置いています.「幽霊画コ…

雑学のおもしろさ

橋爪紳也(編著)『大阪府謎解き散歩』(新人物文庫,中経出版,2013年 4月)読了.こんなシリーズが出ていたなんて,知りませんでした.巻末の広告には「「謎解き散歩シリーズ」全都道府県完全制覇!」とあって,「滋賀県」は2013年 5月刊行予定だそうです…

たのしいイベント

西武池袋本店別館8Fのコミカレホールで開催された波津彬子氏の≪トーク&サイン会≫に参加して,先週買った『雨柳堂夢咄 其ノ十四』にサインをしてもらいました.トークイベントのお相手はTONO氏です.おふたりともずいぶんデフォルメされた自画像をマンガに…

歌右衛門にまつわるあれこれ

エンパクで ≪六世 中村歌右衛門展 思い出の名舞台≫ を見てきました.「『籠釣瓶』八ツ橋や『娘道成寺』花子のほか『本朝廿四孝』八重垣姫、『隅田川』斑女の前、『壇浦兜軍記』阿古屋など、歌右衛門が歌舞伎座で青年時代から演じ続けた当り役の数々をとりあ…

モダンな感覚におどろく

さいたま市立漫画会館で ≪北沢楽天原画展 『時事漫画』≫ を見てきました.「日本初の新聞日曜版・大正10年創刊」というサブタイトルが付されています.明治15年に福沢諭吉が創刊した『時事新報』には明治35年に「時事漫画」コーナーが登場し,さらに大正10年…

「ネタがない」そうですが,なかなかどうして

波津彬子『雨柳堂夢咄 其ノ十四』(Nemuki+コミックス,朝日新聞出版,2013年 4月)読了.長短あわせて8編をおさめています.まえに読んだのと似たようなはなしもありますが,けっしてマンネリや二番煎じではなく,べつの角度からの創作がなされている,と…

すでに散りはじめていますが

飛鳥山公園にいってきました.ことしは梅の開花がおくれていたのに,さくらは逆に早咲きで,オマケにあすとあさっては台風なみの天候との予想があるせいでしょうか,公園内におおぜいの花見客があふれていました.といっても家族づれなど健全なひとびとが多…

歌舞伎あれこれ

『東京人 五月号』を買いました.「特集 いざ、歌舞伎へ」と銘打っており,新開場した歌舞伎座のことや注目の役者,歌舞伎の歴史など,さまざまな角度からのアプローチがなされています.ごく一部をひろい読みしただけですけど,伊達なつめ氏の「三代目猿之…