2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

中原淳一の活動とその背後

昭和館で ≪中原淳一の生きた戦中・戦後 〜少女像にこめた夢と憧れ〜≫ を見ました.チラシに「本展は、生誕100周年と没後30周年を記念し、これまであまり紹介されることがなかった特に戦中・戦後の活動にスポットをあて、彼の業績を紹介します。また、戦地へ…

タダのところばっかり

ミュージアムを3か所ハシゴしてきました.はじめにいったのが中野区立歴史民俗資料館の ≪江戸明治絵画の粋≫ です.区内の旧家に伝わった作品12点を展示しています.酒井抱一や椿椿山や河鍋暁斎など,中野あたりによくこんなのがあったな,といったら失礼か…

よくぞ公開してくれた! 興味深い資料

県立神奈川近代文学館で ≪添田啞蟬坊・知道展 明治・大正のストリート・シンガー≫ を見てきました.ふたりの生涯と活動をさまざまな資料によって示しています.演歌本の実物や書籍,原稿,書簡,むかしの写真など.壁面には代表作のいくつかの歌詞を張り出し…

歌舞伎のあれこれを示す

サントリー美術館で ≪歌舞伎 江戸の芝居小屋≫ を見ました.「歌舞伎座新開場記念展」と銘打っており,「第一章 劇場空間の成立/第二章 歌舞伎の名優たち/第三章 芝居を支える人々」という構成になっています.屏風や浮世絵,台帳,番付などさまざまな資料…

有象無象がいっぱい,といったら失礼でしょうか

宮内庁三の丸尚蔵館で ≪明治十二年明治天皇御下命「人物写真帖」 四五〇〇余名の肖像≫ を見ました.「人物写真帖」は「明治12年、明治天皇が深く新愛する群臣の肖像写真を座右に備えようと、その蒐集を宮内卿に命じられたことに始まり」,1年あまりで全39冊…

むかしのことにおもいを馳せる

杉並区立郷土博物館 分館で ≪「記憶画」をひもとく 古老 矢嶋又次が描いた荻窪界隈≫ を見ました. このブログには記しませんでしたが,1年前に ≪荻窪今むかし 荻窪の古老 矢嶋又次が遺した「記憶画」≫ を見ています.矢嶋氏は「明治38年に荻窪駅北側の『矢…

雛祭りにふさわしい催し

中野区立歴史民俗資料館で ≪おひなさま展≫ を見てきました.「中野区内の江戸時代から昭和初期までの雛段飾りを中心に、さまざまな雛人形、約40組を展示」しています.企画展示室の入口のところにはこの資料館建設の基となった山崎家の雛段飾りを置いていま…

なんともエネルギッシュな旅行記

ヤマザキマリ『世界の果てでも漫画描き 3 チベット編』(集英社,2013年 2月)読了.「チベット編」と銘打っていますけど,分量的には前巻からひきつづく「シリア編」が半分のページを占めています.そのあとに「ルッカ&パリ編」があり,「チベット編」とな…