2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

そらあすか氏に感化されたのでしょうか

二木謙一・須藤茂樹『ビジュアル選書 戦国武将の肖像画』(新人物往来社,二〇一一年一月)という本を図書館で見かけ,借りだして読んでみました.「肖像画をめぐる謎」と題する「はじめに」はいわば総論で,<肖像画>というものについてのあれこれを語って…

端午の節句の飾りたて

きょうは中野区立歴史民俗資料館で ≪企画展 端午の節句≫ を見ました.このブログには記しませんでしたけど,先月末以来,武蔵村山市立歴史民俗資料館,石神井公園ふるさと文化館に隣接する旧内田家住宅,杉並区立郷土博物館でおなじような展示を見ています.…

なんとも重苦しい・・・

国立ハンセン病資料館で ≪一遍聖絵・極楽寺絵図にみるハンセン病患者 〜中世前期の患者への眼差しと処遇〜≫ を見てきました.所沢街道沿いにある多磨全生園がハンセン病患者の療養施設だということは知っていましたけど,そこに隣接してこういう資料館があっ…

エッセイマンガというかなんというか

そらあすか氏の本を3冊,入手できたものから順に読んでみました.すなわち『マンガ・日本人なら知っておきたい! 戦国武将、ゆるイイ話』(講談社,2011年10月),『戦国武女子、参る! いっそ武将に仕えたい!』(メディアファクトリー,2009年 9月),『…

山岸凉子氏の新境地(?)が期待できるかも

山岸凉子『言霊』(講談社,2013年 5月)を読みました.山岸氏には,ご自身が創作し到達された世界をさらにダメ押しするかのように,ちがった角度から再検討しようとする傾向があるようですね.「日出処の天子」のあとに描かれた「馬屋古女王」はまさにそれ…

明治時代前期の様相

GAS MUSEUM がす資料館の ≪文明開化と女性たち 明治の美人画展≫ にいってきました.幕末から明治時代中ごろまでの「美人画」40点あまりを紹介しています.GAS MUSEUM はガス灯が描かれた浮世絵ばかりを集めているとおもっていたのですが,それだけではなく,…

さすが中国はスケールがちがう(またはわたくしの勝手な連想)

中国の「労働教養所」における暴行の実態をあらわにする文書が公表されたという朝日新聞の記事(5月8日朝刊)からおもいだして,秋乃茉莉『傀儡華遊戯 〜チャイニーズ・コッペリア〜 3』(ぶんか社,2013年 4月)をざっと再読しました.巻末に付された「原典…

なんといったらいいのか・・・

そらあすか『そらあすかのまんが❤日本史BLばなし』(新書館,2013年 5月)という本を書店の店頭で見かけて,つい買ってしまいました.古代から江戸時代まで,4部に分けて全35項目すべてその手のはなしばかりを載せています.足利義満が世阿弥を寵愛したと…

歌舞伎座をめぐるあれこれ

『和樂 六月号 特集 新しい歌舞伎の時代がやってきた!』を買いました.歌舞伎座の新開場を記念しての企画で,「坂東玉三郎と巡る新しい歌舞伎座」など歌舞伎関連の記事がいろいろとあります.ごく一部をひろい読みしただけですけど,「歌舞伎名作十演目入門…