2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

涼しい気分になれる

杉並区立郷土博物館分館で ≪世界の貝≫ を見てきました.「世界各地の海で採れた珍しい貝・美しい貝」220点余りを「色の美しい貝/かたちの美しい貝/かたちの奇妙な貝/体の大きな貝」の4種にわけて展示しています.貝ってこんなに色々な種類があるの,と,…

狂気(?)

相模原市の障害者施設で19人が刺されて死亡したというニュースから,「津山事件」を連想し,山岸凉子氏がこの事件を題材とする作品を書いていたはずだとおもい,手元の本にあたったところ,『山岸凉子スペシャルセレクション V 天人唐草』(潮出版社,2010…

楽しい地獄(?)

国立公文書館で ≪ようこそ地獄、たのしい地獄≫ を見てきました.チラシに「古代インドを起源とする「地獄」は、仏教や道教と共に日本へ伝来して以降、土着の信仰などと混ざり合い、独特のイメージを形成しました。本展では特に平安時代から室町時代にかけて…

浮世絵をさらにパロディー化する(?)

川崎・砂子の里資料館で ≪笑いの名所絵 歌川広景「江戸名所道戯尽」≫ を見てきました.広景は(名前からして)広重の門人ですが,生没年不詳で,どれほどの作を残したのかもよくわからないそうですけど,この「江戸名所道戯尽」はなんとも皮肉でおもしろい作…

ことしに入って4冊目

流水りんこ氏の活躍が目立ちます.ことしになってから『オカルト万華鏡 5』『流水さんの霊能者行脚』『昭和のこども 6』が刊行されたのにつづいて,『流水りんこのアーユルヴェーダはすごいぞ〜!』(主婦と生活社,2016年 7月)が出ました.どれもエッセイ…

深刻で重苦しくて,しかもコミカル

TONO『砂の下の夢 空の下の緑 2』(秋田書店,平成28年 7月)読了.標題に記したとおり,描かれるエピソードはどれも人の情念の理不尽でやりきれぬおもいに満ちているのですけど,それでいて,おもしろさを感じさせられる,という,ちょっと不思議なところが…

おどろおどろしいと同時にカワイイところもある

江戸東京博物館で ≪大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで≫ を見てきました.チラシの冒頭に「妖怪は、日本人が古くから抱いてきた、異界への恐れや不安感、また”身近なもの”を慈しむ心が造形化されたものです」とあります.天狗やあやしげな魔物や幽霊,古道具…

いろいろな見方

昨年は赤塚不二夫氏の生誕80周年にあたっていて,「おそ松さん」という新作アニメが放映されたり,赤塚不二夫氏にかんするイベントもいろいろと催されたりしたようです.そうした流れに乗るもののひとつでしょうか,『pen + いまだから、赤塚不二夫』(CCCメ…