記録を残すことの大切さ

青梅市郷土博物館の企画展示 ≪江戸時代の天変地異と青梅≫ を見てきました.チラシに「日本は古来より「天変地異」が多い国であり、その記録が数多く残されています。特に江戸時代は火山噴火、地震、洪水、旱魃など、様々な「天変地異」が頻発した時代でした。青梅にも江戸時代の「天変地異」を記録した古文書・古記録が残されています」とあって,そうした史料を展示しています.元禄と安政地震,富士山や浅間山の噴火など,いろいろな事態を記した文書があり,それも,個人の日記のようなものから,お上に対する請願といったものまで,じつにさまざまです.「願文石」という,記録であると同時に願望を記した石なんかもありました.絵図が多いのも,特色です.ほかに,彗星や日食といったできごとをあつかったものもありました.それにしても,大変な事態のさなかに,こうした記録をのこした昔のひとの営為には,まったく感心させられます.