豪華な調度とからくりと

江戸東京博物館にいってきました.昨日と今日は常設展示室の入場が無料なので,常設展示室内での企画展 ≪徳川将軍家の婚礼≫ を見ようとかんがえたためです.が,これを見る前に,江戸中村座の正面を模したところでやっていたからくり人形の実演に接し,まずこちらを堪能しました.弓矢を射る人形とか,文字や絵を書く人形など,じつに精妙な動作をします.その仕掛けの解説(ネタバレ)もあるのですけど,だからといって興をそがれることもなく,むしろ,江戸時代のひとびとの創意工夫に驚かされました.よくもこういうメカをつくったものです.
徳川将軍家の婚礼≫ では将軍家の姫君の嫁入り道具などを展示しています.格式に応じての決まりごとがあり,けっこう面倒だったようですが,ここに展示されている品物の豪華さには圧倒されます.蒔絵をほどこした化粧道具など,どれほどの手間と時間(そしてカネ)がかかっているのでしょうか.