人生いろいろ

中野区立歴史民俗資料館で ≪「人生」すごろく その時代の学びと遊び≫ を見ました.チラシに「絵すごろくには、時代ごとの人びとの人生観や憧れが凝縮されており、興味深い歴史資料として注目されています」とあります.こうした観点から,江戸末期から昭和20年代ころまでの絵すごろくや関連資料(修身の教科書など)を展示しています.歌舞伎の登場人物や役者を描いた浮世絵にちかいようなものとか,東海道五十三次などの名所をとりあげているもの,さらには「教育勅語雙六」というのまでありました.商店街の広告といったほうがいいような双六もあれば,「大東亜共栄圏」の理念を織り込んだものもあります.鏑木清方が絵を担当しているものとか,とにかくいろいろとあって,たっぷりと見物してきました.