おもしろい企画

練馬区石神井公園ふるさと文化館で ≪江戸の妖怪展≫ を見ました.『伽婢子』や『倭漢三才図会』にはじまり,妖怪絵巻,黄表紙,錦絵などさまざまな妖怪たち(が描かれた作品)を展示・紹介しています.むかしのひとはこうしたばけものにしたしみを感じていたのでしょうか.多種多様な妖怪がいたこと,そしてそれらが(いろいろなジャンルにおいて)多様に表現されたことに,おどろかされます.ことに,江戸時代のひとびとはパロディーをおもしろがる面がつよかったように,おもわれます.その好例が「化物忠臣蔵」で,「仮名手本忠臣蔵」の各段をばけものたちが演じているのには,まったく笑ってしまいます.