図録を再読

13日に読んだ加賀野井秀一氏の『猟奇博物館へようこそ』からおもいだして,町田市立国際版画美術館で見た ≪版画でつくる 驚異の部屋へようこそ!展≫ の図録をひっぱりだして,あちこち眺めてみました.この企画展は作年11月17日に町田市立博物館で ≪江戸切子≫ を見たあとに引き続いておとずれていたのですが,このブログでは記しませんでした.「驚異の部屋」にはかなりあやしげなところがあるのですけど,それゆえにかえって,おもしろく見ることができ,たのしめます.今回読み返した図録のなかでは,ゴーティエ=ダゴティの多色刷り解剖図とソーントンの「フローラの神殿」,それにローランドソンの「英国の死の舞踏」が印象にのこりました.