ことしになって読んだ本 (マンガ)

そらあすか『歴女ガイドねね』(日本文芸社平成26年 1月).
流水りんこ『インド夫婦茶碗 19』(ぶんか社,2014年 1月).
森 薫『乙嫁語り 6』(KADOKAWA,2014年 1月).

そら氏の新刊は1ページに4コママンガ2本を掲載しており,この2本で1話というか,ひとまとまりになっています.もっとも,全部がそうであるわけではなく,4コマ1本だけで完結しているものもあれば,4ページにわたってつづく場合もあります.そら氏のマンガでは「4コマ+1」という構成がユニークだとおもっていたのですが,本書もユニークですね.「あとがき」で「最近は西洋史にも興味があるので海外にも行きたいっ」と書かれています.期待したいものです.
流水氏のエッセイマンガ.例によって例のごとき内容ですけど,「136杯目」からは「老い老い編」となっています.老人化社会の進展にあわせて,こういった面を描く作品がおおくなるのでしょうか.わたくしがすぐにおもい浮かぶものとしては,松苗あけみ氏の『カトレアな女達』があるくらいですが,流水氏にも「老人もの」を,やはり期待したいものです.
森氏の作は「あとがき」で作者の分身(?)が「かなり殺伐としております」と語っているとおり,ハードなストーリー展開になってしまいました.