雅びな世界にあそぶ (その他)

中野区立歴史民俗資料館で ≪おひなさま展≫ を見てきました.昨年は3月3日にいったのですが,ことしは早々と,3日まえにはじまったばかりの展示を,雪のせいかあまり入場者のいないなかで,ゆったりと鑑賞してきました.壮観ですね.約40組の雛人形はじつにさまざまで,こういうのもあるのかと,感心させられます.雛壇にかざるほか,「御所飾り」といったでしょうか,屋根つきの御殿のような建物のなかにかざるものもあれば,ごくちいさい豆雛もあります.押絵でつくった平面的な雛には,ふつうの人形とはちがったおもしろみがあります.これは昨年も展示されていたのでしょうか,はっきりとはおぼえていませんが,こうした人形たちを見ることによって,現代のきな臭いイヤな世相をはなれて,雅びな世界にあそぶことができたのは,たのしい体験でした.