140周年

GAS MUSEUM がす資料館で ≪〜銀座から140年〜「ガス燈が照らした東京の街」展≫ を見ました.チラシの冒頭に「1874年(明治7)12月18日に、金杉橋から京橋までの銀座通り沿いに85基のガス街灯が灯り、東京におけるガス事業が誕生しました」とあります.それから140年ということで,「東京のガス事業誕生時より事業の基礎を支えた東京のガス燈の姿を、写真や錦絵をはじめとしたさまざまな資料と共に展示紹介致します」として,いろいろな資料を展示しています.ガス事業を推進するために招かれた(いわゆるお雇い外国人の)アンリ・プレグランによる「東京瓦斯燈市街埋簡図絵」いう,かなり大判の設計図(?)や,ガス燈のある風景を描いた錦絵や当時の写真,じっさいに使われていたガス燈やランプなど,ガス燈というものがひろくおこなわれていた時代のことを教えてくれる展示内容になっています.が,このガス燈文化(?)も明治のおわり頃から変質しはじめ,関東大震災が決定的な契機となって,ほとんど消滅してしまうらしいのです.しかしながら,「昭和40年代に入るとガス燈を新たに復刻する動きが起き始めました」とのことで,「現在は東京ガスの供給地域で約430灯、全国では約3,000灯のガス燈が、私たちの周りで輝いています」とのことです.