こんなのもあり(!)

連日の猛暑でなにもやる気がおきないときには,ちょっと変わったものに触れたほうがいいのではないかとおもい,練馬区立牧野記念庭園記念館の企画展 ≪虫も食べちゃう植物 牧野富太郎もびっくり!≫ にいってきました.食虫植物とは,「湿地や岸壁などの[・・・]十分な栄養が得られず、生きていくことが難しい場所」に生えていることが多い植物で,「虫を捕まえ足りない栄養を補うことで、栄養の少ない土地でも生きていくこと」を得ているのだそうです.牧野富太郎が採集した標本や写真もありましたけど,いちばんおもしろかったのは展示室内のモニターで流していた映像です.食虫植物が虫をつかまえる様子を写しだしていて,ネバネバした液で虫を動けなくさせるものや,葉っぱが閉じて虫を封じこめるもの,壺のような葉のなかに虫を落とし入れて出せなくさせるものなどいろいろな捕まえかたがあることがわかります.虫にとっては災難でしょうが,こんなのもありかと,おもしろく見ました.それにしても,牧野富太郎というひとはすごいですね.植物にたいする執念(とでもいったらいいでしょうか)には,まったく驚嘆させられます.わたくしは,とくに植物に興味があるのではないのですが,この記念館にはこれからもうかがいたいものです.