雛飾りあれこれ

中野区立歴史民俗資料館の企画展 ≪おひなさま展≫ を見てきました.ことしは,通常の雛壇飾りに加えて,「おとぎ話や舞楽の一場面を人形に仕立てた「浮世物」と呼ばれる人形」を多く紹介しているとのことです.「高砂」などの縁起物のほか,歌舞伎舞踊でおなじみの「道成寺」や「汐汲み」といった人形がいろいろと置かれていました.もっとも,有名な物語だからといって人形にして飾ってもいいのか,と,ちょっと疑問も感じてしまいました.「舌切り雀」はけっこう怖いはなしですし,「浅妻船」は舟のなかで遊女が旅人に色を売ったという説話に基づくものですから.