多様なアプローチ

切手の博物館で ≪チクタク・チクタク −時を刻む−≫ を見てきました.時間というものを人類が意識したのはいつごろからなのでしょうか.はるか古代の,記録も残っていないときに既に「時間」への関心はあったとおもわれるのですが,今回の展示ではそうした「時間」へのアプローチのあれこれを切手を通して概観しています.はじめに「時間を観察する」と題して月の満ち欠けや動植物の生態を描いた切手を置き,ついで「時間を考える」として時間の問題に取りくんだ学者たちを紹介したり,時の流れを詠んだ和歌や文学作品に触れ,さらに「時計を作る」「時計を使う」というパネルではこれまでに作られてきたさまざまな時計と,その使われ方を描いた切手を展示しています.じつにいろいろな時計(とそれを描いた切手)があったのを知ることができました.