メイキングのほうがおもしろい(?)

和田慎二『傀儡師リン 13』(秋田書店平成23年 5月)を読みました.ずいぶん話がふくらんで,登場人物もますます多くなってきました.このさき,どうなるんでしょうか.ストーリーもさることながら,わたくしは今回の「メイキング」をおもしろく読みました.耀子と悦子を「実は出張レギュラーです」と紹介し,「スケバン刑事やらアマリリスやら」に出てきた八雲を「おおっとこいつもいた!」といっているあたり,楽屋落ち的な楽しさに満ちています.和田氏はとりあげていませんけど,秀子の伯母にあたる女性も,「明日香」や「アマリリス」や「Lady Midnight」や,さらには「あさぎ色の伝説」にも登場した,いわば和田氏のお気に入りの<女優さん>ですね.