五百羅漢

江戸東京博物館で《増上寺秘蔵の仏画 五百羅漢 幕末の絵師 狩野一信》を見ました.すごいですね,としかいいようがありません.グロいのもあれば,ユーモラスな絵もあります.人物の衣装のこまかいところを入念に描いているのに,感心しました.金泥の効果的な使いかたも見事です.どの作も甲乙つけがたいのですけど,とくに印象にのこったのは「六道 地獄」(第21幅〜第24幅)と「十二頭陀」(第49幅〜第50幅),それに「七難 風」」(第83幅〜第84幅)です.