超ユニーク

川原 泉『コメットさんにも華がある』(白泉社平成23年 7月)読了.前巻の『レナード現象には理由がある』が平成18年 7月刊行ですから,5年ぶりの出版なんですね.シリーズ冒頭の「レナード現象には理由がある」の掲載が『メロディー』2003年 1月号とのことですので,8年もつづいていることになります.これって学園もののマンガなんでしょうか.「学園もの」であるような,また,そういう範疇をはみだすところもあるような,ヘンな作品です(オカルトもけっこうあります).川原氏のマンガはどれもユニークですけど,このシリーズはとくにユニークさがきわだっているようです.文字量が多いですね.それと,作者によるナレーション(というか,ツッコミ)も多いです.ほかにも川原氏の特質はいろいろとあげられるでしょうけど,とにかく,おもしろいです.