演目について

昨日,国立小劇場の文楽公演にいってきました.その感想をこのブログに載せるべく,あれこれと書いたんですが,どうもうまくまとまらなかったので,やめてしまいました.本日,一日遅れにはなりますけど,感想文をなんとかまとめようとして,きのう書いた部分を読みかえしたところ,個々の演目にかんする感想や評価が現在のわたくしのかんがえとちがうわけではないものの,そういう感想をおおやけにすることにどれほどの意味があるのかとおもわれてきて,やはり,ブログには載せないことにしました.つまり,今回の観劇体験においては,作品(および技芸員のかたがたの成果)への評価と,この公演全体から受けた印象とのあいだに齟齬があった,ということです.(これはわたくしのまったく個人的な事情でして,文楽愛好家のかたが感想や批評をおおやけにすることに疑義をはさむつもりはありません).
今回の「九月文楽公演」の演目のならべかたには,「国立劇場開場四十五周年記念」の理念がどれほどにあらわされているのでしょうか.(ついでに憎まれ口をきいておくなら,新聞の劇評を担当されている諸氏がこの問題にどれほど意識的であるのでしょうか).