散文詩?

川原由美子『TUKIKAGEカフェ 1』(朝日新聞出版,2012年 3月)を読みました.買ったのは半月まえなのですが,あまりに異色な表現に違和感を感じてしまい,しばらく放っておきました.おもいきって取り組んでみたところ,これはマンガを読もうとする意識を放棄しなくてはいけない,そんな作品なのではないかと,おもいいたりました.なんともふしぎな物語です.というより,物語とか設定といえるようなものがあるのでしょうか.散文詩を読むように,ことばを味わい,「絵」をながめる.それしか読みようがない気がします.