美術関連の本3冊

さむい日がつづきますね.数か月まえに暑い暑いといっていたのがウソのようです.暑いときにはあつさのせいでなにもする気がおきず,読書量もおそろしく低下して,ブログの更新も怠りがちでした.季節がうつったのだから,気分をかえて読書やブログに取りくめばよさそうなものですが,いったん付いたなまけぐせはどうしようもなく,本の感想を記すのもおっくうになっています.とりあえず,先月なかば以降に読みおえた美術にかんする本をあげておきます.
立川昭二『愛と魂の美術館』(岩波書店,2012年 9月)
白倉敬彦『奇想の春画』(洋泉社,2012年12月)
布施英利『構図がわかれば絵画がわかる』(光文社新書,光文社,2012年10月)
どれも「美術」というカテゴリーにおさまるとはいうものの,取りあげている対象や,著者たちの関心のありようや,アプローチのしかたや語り口は各人各様で,したがって,わたくしたち読者がそれぞれの本によって教えられたことがらや受ける印象もずいぶん違います.