歌舞伎あれこれ

『東京人 五月号』を買いました.「特集 いざ、歌舞伎へ」と銘打っており,新開場した歌舞伎座のことや注目の役者,歌舞伎の歴史など,さまざまな角度からのアプローチがなされています.ごく一部をひろい読みしただけですけど,伊達なつめ氏の「三代目猿之助十八代目勘三郎が駆け抜けた時代。」という文章のなかに,1979年の猿之助(現猿翁)の「慙紅葉汗顔見勢」初演時のエピソードとして,「評判を聞いて歌舞伎には縁のなかった人々が劇場のチケット売り場を訪れ、「さるのすけのいたちの十役のチケットください」と言ったとか言わないとか」とある(p. 46)のに,笑ってしまいました.