明治時代前期の様相

GAS MUSEUM がす資料館の ≪文明開化と女性たち 明治の美人画展≫ にいってきました.幕末から明治時代中ごろまでの「美人画」40点あまりを紹介しています.GAS MUSEUM はガス灯が描かれた浮世絵ばかりを集めているとおもっていたのですが,それだけではなく,ガス灯文化の背景となっている明治の風俗をひろく対象として見すえているようです.洋装の女性を描いた作品がかなりあるのも,そうした時代相をあらわすものとしての意味があるのかもしれません.「阿蘭陀人」とか「仏蘭西人」など,外国への関心があからさまなものもあります.今回の展示は浮世絵(木版画)がメインですけど,わたくしは「木炭画」と「ガラス絵」をおもしろく見ました.