堪能

きのうは秋乃茉莉『賢者の石 冥府の柘榴』(ぶんか社,2017年 8月)を,そしてきょうは(買ってきたばかりの)遠藤淑子『なごみクラブ 8』(竹書房,2017年 8月)を読みました.テーマも作風もまるでちがいますけど,どちらも堪能し,充実した読後感を味わうことができました.『賢者の石』はもう20年ちかく,『なごみクラブ』も10年以上続いているんですね.作品に入れこむ作者の執念(?)が感じられ,また,読むたびに「発見」があります.あまりうまくない(とおもっていた)遠藤氏の絵に,けっこう入念な風景描写があることに,このほど(ようやく)気づきました.